壁面緑化とは?どんな植物が使用される?
壁面緑化とは、意図的に植物で覆われた壁のことをいいます。ビルやホテルなどで見かける機会も多く、雰囲気作りやインパクトを与えるためなど目的はさまざまです。
壁面緑化を作り出すには方法があり、壁際で植物を育て成長させることで作り出す登はん型が最も多く採用されている方法です。登はん型の場合は、壁にワイヤーなどを設置したあと、植物のお世話をきちんと行うことで壁面緑化を完成させることができるため、比較的手間のかからない方法であるといえます。
この他にも、壁の上部にプランターを設置し上から垂らす方法やパネル型に育てた植物をはめ込む方法などもあります。
壁面緑化に使用される植物は、ヘデラなどの壁にそってツルが伸びていく品種を使用されることが多いです。朝顔なども季節によって咲かせる花が美しいため、使用される場合があります。
壁面緑化のメリット・デメリット
壁面緑化は、夏場は建物に熱がこもるのを防いでくれ、冬は保温効果にも優れているというメリットがあります。そのため、年中過ごしやすく省エネにも効果的となっています。
また、緑が増えるということは空気を美しくする働きも期待でき、外観的にもおしゃれでインパクトを与えることも可能になります。多くの人にインパクトを与えることができるというのは、商業施設にとっては大きなメリットとなります。
デメリットとして、初期費用やメンテナンス等でのコストがかかるということがあげられます。ですが、自治体によっては、緑化活動に助成金がおりる場合もあるので確認してみると良いでしょう。
建物の壁に植物を這わせる壁面緑化は外観にアクセントを作るだけではなく、植物の葉や蔓で日光を遮ることによる断熱効果が期待できます。建物の室温が安定するので、冷房の使用を抑えることが可能です。