素材チェックと縫製が丁寧かを見極める
ファッションに関しての価値観は人それぞれで、プチプラの服を短いスパンで消費したいという人がいる一方で、上質なものを大切に長く着たいという人もいます。ここでは後者に焦点を当て、10年以上経っても流行おくれや型崩れすることなく、品質を維持しやすい服の選び方について見ていきます。通常、長持ちする服というのは、大きく分ければ「素材と耐久性」「デザイン性」この二つがポイントとなります。まず、素材については、服に付いている品質表示を確認しましょう。素材の混合比率や手入れ方法はもとより、物によっては撥水性なども書かれていますので、できるだけ店で実物を見て、手で触りながら比べてみると良いでしょう。耐久性は、縫製の良し悪しをチェックすることで、ある程度は判断できます。確認する箇所は、袖ぐりの縫製、ポケットの縫い付け、ボトムなら裾の始末などで、縫い方が雑だと着用しているうちにほつれや型崩れが起こる可能性があります。
普遍的なデザインと定番カラーを選ぶ
長く着られる服を選ぶポイントの一つであるデザイン性については、まずは流行に左右されない「普遍的なもの」を選ぶことが大切です。例えば、トレンチコートひとつとっても、肩がガッチリしたものからタイトなものまで流行は移り変わります。そこで流行を追いすぎると、数年で着れなくなるといったことが起こりやすいのです。次に大切なのが「合わせやすい色」を選ぶことで、ブラウン、黒、白、グレイという定番のカラーを持っていると使い回しが出来て便利です。シンプルなコーディネートでも、小物に流行色を取り入れたり、ヘアスタイルを変えればイメージも変わりますので、マンネリを気にすることなく長く着用することができます。
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